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2013.08.10更新

 こんにちは。勤務医の阿部です。

 今回は小児の虫歯予防①『生活習慣の大切さ』について書かせて頂きます。

 子供の生活は、早寝早起き、そして食事の時間が決められ、他の時間に不要な飲食を避けることが大切です。元来間食とは、胃袋の小さい子供が3回の食事では十分な栄養がとれないため、それを補うために食事と食事の間にとる食行動です(軽食であるべきもので、決して甘食ではありません)。楽しむ目的として、柏餅やお月見団子のような行事食や旬の食材などを利用したお菓子を親子で一緒に作るのは大変良いことだと思います。お勧めします。

 この暑い夏の時期は特にアイスや氷菓子、ジュース類が多くなるご家庭もあるかと思います。それは3歳前の自我が形成される前には避けたい食品です。なぜなら、これらの食品は凍らせる、冷たくすることで甘味の感じが少なくなるため、多量の糖質を含んでいるからです。多量の糖質は虫歯になりやすいばかりか、満腹中枢を刺激し食欲も落とします。さらに多量に食べることによって体を冷やしてしまいます。子供にとっての無用の体温低下は、ぜひ避けて頂きたいです。

 人間は食事後、数分が経過すると、お口の中が歯が溶けても不思議ではないほどの酸度になりますが、唾液によってその酸度が薄められ、歯が溶け出さない環境に戻ります。しかし、子供のだらだら食いやちょこちょこ食いは、お口の中の環境が長時間にわたり歯が溶けやすい状態になりますので、結果として虫歯になってしまいます。これは牛乳やジュースでも同じことが起こります。ですから、食事はもちろん、お菓子の時間は決めておいて、それ以外の時間は与えないようにした方が良いでしょう。

 虫歯予防のポイントを下にまとめておきますので、ぜひ参考にして頂きたいと思います。
①間食は軽食であり、甘食ではない。また、食事の2時間前からは与えるのを避け、お茶や水程度にしておく(食事の時間の満腹防止)
②アイスや氷菓子、ジュース類の多量摂取は控える
③だらだら食いやちょこちょこ食いをしない。お菓子の時間を決める。
④食べたら磨く(甘いものに限らず。フロスや糸ようじで歯と歯の間を清掃するとなお良い)

 乳歯のときから、虫歯予防をし、良い環境で永久歯に生え変わり、健康な歯と楽しい食生活を手に入れて頂ければと思います。そう切に願ってやみません。

 何かございましたら、お気軽に御相談ください。
 
 https://www.sakiyama-dc.jp/

練馬区・杉並区の歯医者さん「さきやま歯科クリニック」 歯科医師 阿部宏幸

投稿者: さきやま歯科クリニック

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