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2011.11.22更新

   ~ 平成23年8月22日(月) 東愛知新聞掲載をご紹介致します ~


 歯科医院に足が向かない理由の1つに、歯科治療に伴う「痛み」があります。
 痛みの感じ方は人それぞれ千差万別ですが、状況に応じては麻酔をして治療することがありま
 す。 歯の神経を取る時や歯を抜かなければならない時には、必然的に麻酔を使わなければな
 りまん。 歯科で用いられる麻酔方法には次のようなものがあります。
 まずは、表面麻酔法です。
 麻酔薬が含まれているゼリー状の薬を綿花やガーゼなどに染み込ませて、歯グキや皮膚の表
 面に 作用させ短時間に麻酔効果を得ることができる方法です。
 この表面麻酔法は、次に行われる注射による麻酔を行う際に、針を刺す位置(射入点)に行うと
 ことで、注射の痛みを緩和することができます。
 次に浸潤麻酔法です。
 一般的な歯科診療で広く用いられる方法で、注射によって歯グキなどの組織内に麻酔薬を注入
 して、治療したい歯やその周囲に麻酔効果が得られる方法です。
 最後に紹介するのは、伝達麻酔法です。
 浸潤麻酔法と同様に注射によって麻酔薬を神経が走行している根もと付近に注入して、広範囲
 に麻 酔効果を得ることができる方法です。
 歯科口腔外科などで、親知らずを抜く時や同側の治療を一気に行う時などに使われます。
 我々歯科医は、麻酔が充分効いてから治療が進めますが、歯グキや神経の炎症が酷い場合や
 あごの骨が厚いなどの理由で麻酔が効きにくいことがありますので、あらかじめ「治療中の痛い
 ときのサイン」を確認しておいて、治療中でも痛いのを我慢せず歯科医師に知らせて下さい。
 大抵の場合、「痛いときのサイン」は「手をあげる」ことが多いようです。
 また、歯科治療に恐怖心が強い人や治療への不快感が嫌な人のためには、不安感、緊張感を
 和らげ、歯科治療をより円滑に出来るように笑気ガス吸入を併用しているところもあります。
 治療終了後の注意として、麻酔の効果が残っているので、物を食べて口の中(頬や舌)を噛んで
 しまったり、熱い飲み物でやけどをすることがあります。
 飲食は麻酔の効果が完全になくなってから摂るようにして下さい。
 特に、子どもは唇や頬を噛んで、突然腫れてしまうことがあります。
 親御さんの注意が必要です。
 妊娠中における歯科麻酔は、通常の歯科治療で用いられる局所麻酔剤の量では問題になる
ことは殆どありません。
 妊娠中は可及的に疼痛や不安を与えないことが不可欠です。
 表面麻酔を使用して、確実に麻酔を奏功させることが重要になります。
 妊娠前後の健診や歯科治療も欠かせませんが、妊娠中の歯科治療は安定期といわれる妊娠
4カ月から6カ月半の間に受けられることをお勧めします。  
また血圧の高い方、心疾患など 基礎疾患のある方なども、主治医と連携して対応していす。
 私たち歯科医は、歯科麻酔による弊害を少なくして、細心の配慮の元に、安心して、安全な歯
科医療の提供に取り組んでいます。
 歯科治療に対する「不安」と「恐怖」が少しでも解消することができればと願っています。

 本日も、新患の方、麻酔が怖い、歯科医院が怖いとおっしゃられる患者さまにお会いしました。
 丁寧に麻酔をさせて頂き、治療させて頂きました。痛くなかったと帰られると当院としても
 大変満足します。

「さきやま歯科クリニック」の治療についてはこちらで:
 
 https://www.sakiyama-dc.jp/

練馬区・杉並区の歯医者さん「さきやま歯科クリニック」 院長 崎山 悠介

投稿者: さきやま歯科クリニック

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