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2012.05.13更新

              ~2012年5月3日 読売新聞 ~


重い歯周病で失われた歯茎などを、患者自らの皮下脂肪から抽出した幹細胞を移植して再生する世界初の臨床研究を、大阪大歯学部付属病院(大阪府吹田市)の村上伸也教授らのグループが始める。動物実験では再生効果を確認。先月下旬、厚生労働省のヒト幹細胞に関する審査委員会に臨床研究計画を提出、認められれば年内にも実施し、安全性や有効性を確かめる。

 歯周病は、成人の約8割がかかる〈口の生活習慣病〉で、歯を失う最大の原因になっている。感染による炎症で歯茎と、その下の歯槽骨やセメント質などの歯周組織が破壊され、口臭の原因にもなる。

 臨床研究は、中等症から重症の患者12人が対象。大阪大病院の外科医の協力を得て、局所麻酔をした患者の腹部から皮下脂肪を30~10cc採り、歯周組織の元になる幹細胞を抽出する。3週間かけて培養した後、歯槽骨の欠損部に移植する。犬の実験では、移植から6週間後に歯周組織が再生しているのが確認された。

 歯周病の一般的な治療では、歯根表面の原因菌を削り取る。歯根膜の幹細胞を使う治療法もあるが、採取できる細胞の量が少ないのが課題とされていた。
 村上教授は「骨髄の幹細胞を使う治療も計画されているが、骨盤から採る際に体に負担が伴う。皮下脂肪なら負担も少ない。細胞の量も多くとれる」と話す。

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 https://www.sakiyama-dc.jp/

練馬区・杉並区の歯医者さん「さきやま歯科クリニック」 院長 崎山 悠介

投稿者: さきやま歯科クリニック

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