今日は最近、思うことを書いてみたいと思います。
最近の初診の患者様の傾向としてデータとして集計してみました。
当院では、20代、30代の女性が非常に多いことが判明しました。
妊婦健診や妊娠前の検診も多いです。
今回、集計した結果を熟考した上、少なくとも感染症対策を多少なりに
施行したいと考え、今年、例年の4倍の流行の風疹の予防接種を打って来ました。
妊婦が風疹に感染すると、インターネットで検索してみると、
妊娠中の風疹感染では、妊娠初期~中期(妊娠4週~16週頃まで)に感染した場合に問題
となります。この頃は器官形成期といい、赤ちゃんが様々な器官を形成している時期に相当
するため、風疹に感染すると胎児に奇形を起こすことになります。風疹に罹患した時期によって
も胎児の障害の程度は異なりますが、だいたいの主な胎児の異常としては、
・先天性心疾患
・眼症状(白内障、緑内障、網膜症など)
・聴覚障害(主に感音性難聴といい、中耳から脳に原因がある難聴)
などがあげられます。
風疹の抗体価(HI抗体価)の標準は8倍以上・256倍以下というのが正常と考えて良いでしょう。
8倍以下では風疹抗体を持っていない、すなわち風疹に感染する恐れがあると考えましょう。
256倍以上では最近風疹に感染した可能性があるということになりますが、この場合には IgM
抗体を検査する・期間をおいて抗体価を再検査するなどの方法により初感染の可能性、再感染
の可能性を見極め、胎児への影響があるかどうかを判断します。
なお、再感染が疑われる場合には胎児奇形を起こす可能性はかなり低いと考えられています
が、初感染の場合も含めて出生前診断(DNA増幅による遺伝子診断)をすることが可能ですか
ら、医師と相談の上受けるよう考慮しても良いと思います。
風疹は終生免疫と言って、一度感染すると二度とかからないと言われてきましたが、しかし再
感染をすることもあることがわかってきており、またワクチン注射も100%ではなく、注射して
いるにも拘わらずいつの間にか免疫がなくなって罹患することがあることもわかってきていま
す。ですから、できればこれから妊娠を考える方は、妊娠前に一度風疹抗体価を調べておい
て、自分が風疹に対して免疫があるのかどうかを知っておくようにして欲しいものです。
という記事を見つけました。
私自身、一児の父になり我が子の可愛さはたまらないものがあります。
妊娠中の方、これから妊娠を希望されている方の少しでも不安を取り除くことが出来れば
非常に嬉しく思います。病院は不特定多数の方が来院されるので。
インフルエンザも接種予定です。予防は大切なキーワードです。
https://www.sakiyama-dc.jp/
練馬区・杉並区の歯医者さん「さきやま歯科クリニック」 院長 崎山 悠介