〜 2012年9月21日 読売新聞 〜
岡山大の森田学教授(予防歯科)らの研究チームは20日、通常の水より水素濃度が高い「水素水」を摂取すると、歯周病の予防に効果があることをラットを使った実験で確認したと発表した。
歯周病を悪化させる活性酸素が抑えられたという。チームは、人間の歯周病治療にも役立つとみて研究を進めている。
チームは、通常のラットと、歯周病に罹患りかんさせたラットを用意し、さらに蒸留水を与えるグループと水素水のグループに分けて4週間観察。通常のラットでは、蒸留水よりも水素水の方がわずかに血液中の活性酸素濃度が減った。歯周病のラットに水素水を与えると、蒸留水より同濃度の増加を3分の1程度に抑えられたという。
これら4種類のラットの歯茎を調べると、炎症が起こる際にできる細胞や骨を溶かす細胞などの量は、通常のラット2グループ間では差がなかった一方、歯周病の2グループ間では、水素水を与えた方が蒸留水より半減した。チームは「歯石除去などの治療に加え、水素水を飲むことで、歯周病の予防、治療につなげられるのではないか」としている
https://www.sakiyama-dc.jp/
練馬区・杉並区の歯医者さん「さきやま歯科クリニック」 院長 崎山 悠介